年賀状を止めようかと思いまして

今年も残すところ2ヶ月となり、何となく忙しなくなってくる季節となります。そして11月1日には2012年の年賀状販売が開始されました。年賀状はハガキ1枚で旧交を温められる、優れた日本の習慣だと思います。なのですが、来年からは一部を除いて(親戚など)年賀状を止めようと思っています。

このところの年賀状事情


日本郵政 郵便年賀.jp

このところのTwitterやFacebookの流行もあってか、住所を知らない友人へ年賀状を送れるWebサービスが今年も盛況のようです。11/4時点でも幾つかのサービスが立ち上がっていますし、開始が告知されているものあります。

相手の住所を知らなくても年賀状が送れるサービス

これらサービスのはしりは、2008年後半にスタートしたmixi年賀状でしょう(ちなみにmixi年賀状は静岡の会社がサービス運用をされています)。住所を知らない相手に年賀状を送るというアイデア、ネットとリアルのミックス企画など画期的だったと思います。その後は同様のサービスがTwitterやFacebookとつながりの場を増やしつつ今日に至ります。

2012年用の年賀状の発行枚数は35.6億枚とのことです。この枚数が年始の数日間に配達されるですからスゴイことなのですが、それでもこの10年で2割近く減っているそうです。メールで済ませる人が増えた、個人情報保護法の影響など様々な要因が言われています。世代的に、年賀状と言えばプリントゴッコでしたが、2011年9月に事業終了が告知されました。時代の趨勢ですね。

年賀状を止めるわけ

冒頭でも述べたとおり年賀状は優れたアイテムです。また自社の制作物として面白いと思えることに挑戦できる場でもあります。しかしながら、日本には喪中というしきたりもあります。この場合、せっかくの年賀状が失礼にあたってしまいます(失礼ではないという話もあります)。旧交を温める=普段連絡をとらない方にコンタクトを取る機会なのですが、これではお互いに気まずくなってしまいます。


最近では年賀状の代わりにクリスマスカードを送るところもあります。これはナイスアイデアだと思います。まず喪中とバッティングしない(と思います)。送付される絶対数が年賀状に比べれば少ないので目立つ(かもしれない)。年賀ハガキじゃなくてもガッカリ感がない。などなど。また恒例企画として、ホームページと連動したチャリティーを行なっている素敵な制作会社さんもあります

こういったアイテムを考えていると、自分が送るシーンだけでなく、クライアントさんが送るシーンも頭に浮かんできます。クライアントさんの業種にもよりますが、季節のお便りを有効に使う施策は効果的ですし、年賀状よりクリスマスカードのほうが有効な場合も多々あるかと思います。

自分がそうかと言うと難しいところですが、まず隗より始めよです。今年はクリスマスカードに切り替えてチャレンジしてみようと思います。


プロフィール

矢部 靖人(hamnaly)

いくつかの制作会社でWeb制作やDTPから営業まで経験し、2010年に独立。現在はhamnaly(ハンナリィ)という屋号で、Web制作を中心に地元企業のWeb活用を応援する事業を模索中。理想は高く現実は厳しく、下請け制作を中心に生きています。Knock! Knock! 主催。

エントリーリスト

カテゴリーリスト

タグ