CSS Nite LP, Disk 28 「直視しない人が多いけど、軽視できない仕事とお金の話」Pt.1 に参加しました


2013年7月6日に東京・ベルサール九段で開催された、CSS Nite LP, Disk 28 「直視しない人が多いけど、軽視できない仕事とお金の話」Pt.1 に参加しました。東京で行われるCSS Niteでは、主にWeb制作・運営に関する技術的なトピックが多く、「仕事とお金」というテーマで開催されたのは初めてではないかと思います。

「仕事とお金」の話しとは言いますが…

当初はノーツイート、フォローアップもなし、と告知されていました。それだけに、見積りの話や資金繰り、未払金回収など、普段は聞けないことを赤裸々に聞けるかも…と、ちょっと期待していました。もちろん一部には近い話もありました。しかし基本的には「仕事観」「組織論」「パーソナル(企業)・ブランディング」など、そこまで機微な話はなかったように思います。

とは言え、学ぶことの多いセミナーでした(むしろ、生々しい話は面白いでしょうが、学びは少なかったかもしれません)。10月に開催されるpt.2も楽しみです。

セッションの感想など

ノーツイートが建前だったので、内容には深く触れず…ご容赦ください。

個人的に一番刺激的だったのは、森田雄さんのセッションです。経営されている2つの会社の、経営に関する考え方をお話いただきました。自分が「プレイヤー」であるために、極力「マネージャー」の仕事を減らす組織をつくる。納得です。そういうやり方もあるのだと、目からウロコでした。

高畑さんのセッションは、発注側の「予算の仕組み」や「発注者のマインド」を紹介いただきました。このセッションは、かなり赤裸々な話もあったように思います。私は数年ですが営業職の経験があるので、何となくわかっていた予算の仕組みについて、合点がいく説明がいくつもありました。これまで何度か聞いた高畑さんのセミナーはどれもレベルが高いのですが、その中でもダントツに良かったです。

角掛さんのセッションは、これまでも静岡で何度か聞いたことがありました。東京では初めてだったそうです。内容は…静岡で話されたことの総集編+αという感じですね。言うは易し、行うは難し、です…反省。

林さんのお話は、仕事とモチベーションについて。ロフトワークさんの歴史を振り返りつつ、「お金だけではないモチベーション」も大事というメッセージ。まったくそのとおりだと思います。とは言え、まだ目の前の仕事とお金に汲々としています。それがために是が非でもやりたい仕事を断念することもあり、まだまだ日々是精進です。

結局は、どれだけ自分ゴトととして考えられるか、かと

どんなセミナー / セッションでもそうですが、どう自分の環境にあてはめて考えられるか、なんですよね。特に今回のようなテーマでは、「明日から使えるTips」が得られることはまずないです。講師がそれぞれの境遇で学んだ知見は、環境も規模も違うしそれぞれが特殊なもの。それを自分の糧にするには、受け身の姿勢では実りは少ないと思うのです。

そんな訳で、今回は特に人を選ぶセミナーだったと思います。自分も「なるほど。良かった。」で終わらせないために、業務に落とし込んでいかなければと感じています。1年後・3年後などの折に振り替えれるよう、自分用メモとして残しておきます。


プロフィール

矢部 靖人(hamnaly)

いくつかの制作会社でWeb制作やDTPから営業まで経験し、2010年に独立。現在はhamnaly(ハンナリィ)という屋号で、Web制作を中心に地元企業のWeb活用を応援する事業を模索中。理想は高く現実は厳しく、下請け制作を中心に生きています。Knock! Knock! 主催。

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