TalkNote Vol.9 Webクリエイターに足りない本当のSEOスキル に参加しました

主催の勝又さん(左)と住さん(右奥)、ふたりとも人相が…


2013年7月13日(土)に静岡市クリエーター支援センターにて開催された TalkNote Vol.9 Webクリエイターに足りない本当のSEOスキル に参加しました。講師の住さんは本テーマにて全国各地で講演されており、その静岡版です。

SEOの話とは言うけれど…

冒頭でも述べた通り、本セミナーは岡山での講演をきっかけに、全国各地で開催されてきました。実は私も3回目の参加です(1回目は岡山版のビデオ参加、2回目は大阪版)。何度も聞いても仕方がないのですが(住さんにも言われました)…。当たり前のようなことも、制作者マインドに凝り固まり、無意識にバイアスがかかった見方をしてしまっている自分には、そのたびに発見や気づきがあります。

さて、通常のSEOセミナーというと、「マークアップの改善」「リンクの獲得」といった技術論や、「〇〇アップデート」など検索エンジン側の仕様解説がほとんどです。この住さんのセミナーでは、検索エンジンから人を呼び込むことについて、対ユーザー視点で考えることを説いています。いわゆる技術論はほぼナシです。

とかく「SEO=検索結果での順位を上げる技術」という偏った認識が蔓延しています。その結果、「検索エンジンをどう騙すか」ばかりを考えがちです。これは検索エンジンと向き合っていますよね。

そうではなく、スクリーンの向こうには検索しているユーザーが「どういう状況」で「どんな情報を探しているか」を考えることが大事なんですよね。その人が探している情報(ニーズ)と、Webサイトに掲載している情報がマッチしていることが重要。それを繋ぐのが検索サイトのミッション。検索ユーザー・サイトオーナー・検索サイト、3者の利益が重なるページが検索結果で上位に表示されるはず、と。

そういう状況が作れていないのに、技術的なSEOだけで成果に結びつけることは難しい。たとえ上位表示ができたとしても、ユーザーの琴線に触れることは難しいですから。

「Webクリエイターのための」という課題

そんなSEOというよりもWebサイト制作の基本を改めて考えなおす機会だったのですが…。では自分たちWeb制作業者のサイトにそれができているか、という問を突きつけられます。「ホームページを作りたい」「ホームページで利益をアップしたい」ユーザーのニーズに応えられているのか。…、ないですよね。

「レスポンシブWebデザイン対応」などWebページ制作の技術の話しや、「いくらで作れます(価格)」など購入する気になったお客さまに対する情報ばかり(自分のサイトも)。提供しなければいけない情報はもっと違うところにあるわけで、これは大いに反省しています。

というわけで、喫緊の課題をいくつも突きつけられているので、さっそく対策を始めていきます。


プロフィール

矢部 靖人(hamnaly)

いくつかの制作会社でWeb制作やDTPから営業まで経験し、2010年に独立。現在はhamnaly(ハンナリィ)という屋号で、Web制作を中心に地元企業のWeb活用を応援する事業を模索中。理想は高く現実は厳しく、下請け制作を中心に生きています。Knock! Knock! 主催。

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