すぐにわかる、粗悪Facebookセミナーの見分け方

最近のWeb活用性セミナーのトレンドはFacebookです。商工会議所などが主催するセミナーは毎月のように開催され、どれも定員を拡大するほど大盛況なようです。私は、理由や対象は何であれ、Webをもっとビジネスに活かしたい、とお考えになる方の応援をしたいと思っています。

他方でなかには「この講師、本当に大丈夫かな」と首をかしげるようなセミナーがあるもの事実です。そこで今日は、Facebookセミナーの質(特に微妙な方)を簡単に見分けるコツを紹介します。

見分け方 : 表記は「Facebook(Fは大文字)」となっていますか

Facebookのブランド情報センターのガイドラインに「文中でFacebookに言及する際、「F」は大文字で表記してください。」とあるとおり、Facebookを「facebook(fを小文字で表記)」と表記するのは誤りです。

「大文字と小文字を間違えたくらい、些細なミス」と思われるかもしれません。しかしこれが「取引先の社名の漢字を間違えた」であったらどうでしょうか。これは大きなミスですよね。

一般の方が「facebook」と誤用するのは無理からぬことです。ロゴを見れば、小文字の"f"としか見えないからです。しかし、我々はプロです。自分たちが扱っている商材(ここではFacebook)について、製品名(サービス名)も正確に表記できない業者(講師)を信頼できるでしょうか?

また、FacebookではNGなプロモーションも定められています。プロモーションについての条項も、Facebookの表記に関する条項も、同じく規約からリンクされているページに記されています。つまり、「サービス名を正しく表記できない」ことは、「規約をしっかり読んでいない」可能性が高く、「OKな行為とNGな行為の区別もつかない」かもしれないわけです。

プロであるならば、「たかが表記」とは言えないことが、おわかりいただけるかと思います。

そういうわけで、Facebookを「facebook」と表記しているセミナーは、まずは疑ってかかったほうがいいかもしれません(全てではないです、念のため)。

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※ ご指摘をいただき、タイトルの表現を「悪質」から「粗悪」に変更しました。


プロフィール

矢部 靖人(hamnaly)

いくつかの制作会社でWeb制作やDTPから営業まで経験し、2010年に独立。現在はhamnaly(ハンナリィ)という屋号で、Web制作を中心に地元企業のWeb活用を応援する事業を模索中。理想は高く現実は厳しく、下請け制作を中心に生きています。Knock! Knock! 主催。

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