| セミナー・勉強会
CSS Nite LP38 「Webデザイン行く年来る年(Shift8)」に参加しました

撮影:飯田昌之さん
2014年12月13日(土)・ベルサール神田(東京)で開催れたセミナー『CSS Nite LP38 「Webデザイン行く年来る年(Shift8)」』に参加しました。本セミナーは、主にWebサイト制作に携わる方向けのセミナーです。Shiftシリーズは、その年のWebサイト制作のトピックを振り返り翌年を展望するイベントです。
この数年の変化に思うことなど
セミナーのリポートはほかの方も書かれているので、私からは所感を。
この数年は「Web制作の転換期」と言われ続けています。「スマートデバイス対応」「CSSプリプロセッサー(Sassほか)」「Adobe製品以外の選択肢」など、キリがないほどのトピックがあります。2000年代後半の「テーブルレイアウトからCSSレイアウトへ」くらい、大きな変化という方もいます。今年は特に、PCからスマートフォンへ主役が交代しつつあることを実感しています。
Web制作はいまだ流行り廃りの激しい業界ですので、ついていくのは大変です。追いたいトピックも多岐にわたります。それが今日の、まさに目の前にある仕事に使えるかといえば…、そうでないことも多いです(私は個人作業が主なので自分で取捨選択できますが、チーム(会社など)では選択肢はグッと狭まることでしょう)。流行りを追うことは、引き出しを増やすこと(そして使われないままのことも多い)のようにも思えます。
そんななかで、流行りを追うのを止めたが方が増えてきたと感じています(「止めた」は言い過ぎで、かけるパワーを減らしたくらいが正しいのですが)。たぶん、トピックが多すぎて、すべてを追いかけるのは止めたのだと思います。「スマートフォン対応は外注」「SassとかGruntはやらない」などなど。その分、ほかの領域で強みを出そうとしているのだと思います。
それだけWebサイト制作も複雑になっていいるし、携わる人も一般化しているのかなぁ、と。つまり、「Webが好きで、寝食を忘れてPCに向かう」などという黎明期・成長期は過ぎ去り、「普通の人が、普通に仕事として携わる」成熟期に入っているのかなぁ、と。これは悪いことではなく、正常なことなのだと思います。
あと、年齢による制作者をとりまく環境の変化も大きいかと思います。自分も40歳までカウントダウンという状況。この年齢になると、仕事や家庭で求められる役割も変わってきます。バリバリの制作現場から管理色が強くなってきたり、結婚・子ども・親のリタイアなど家庭環境も変わります。矢野りんさんも、秋にご出産されて、育休中とのことでした。
で、どの辺が CSS Nite の所感なのか…
今回もセッションはどれも素晴らしい内容で、「うんうん、そうだよね」という2014年のWeb制作界隈を俯瞰・総括するものだったと思います。
そして、以前に主宰の鷹野さんがお話ししていたこと(「CSS Nite 9年目に見る勉強会の今とこれから」)を思い返していました。「70-80%理解してい状態での参加が一番、効果が高い」「やる気のリセット」などなど。自分の2014年を振り返る意味でも、本当にいい機会になりました。
そんな話を聞きながら、「そういえば最近あの人を見かけないなぁ、どうしてるのかなぁ」とか考えていて…。上記の所感に至るわけです。
最後に CSS Nite in SHIZUOKA, Vol.5 の宣伝を…
2015年 1月31日(土)・B-nest 静岡市産学交流センター(静岡市)にて、 CSS Nite in SHIZUOKA, Vol.5 というセミナーイベントを開催します。
CSS Nite LP38 「Webデザイン行く年来る年(Shift8)」から、「ツールと制作環境」「スマートデバイス」の2セッションを拡大版で再演。更に、地元のWeb制作者が感じた2014年→2015年のショートセッションを加えて開催します。
ぜひご参加ください!