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JWDA 初級ウェブ解析士認定講座を受講しました

初級ウェブ解析士認定講座の受講(2011.8.20)と認定試験(2011.9.17)を受けました。

初級ウェブ解析士とは

初級ウェブ解析士認定講座のページによると、以下のように定義されています。

ウェブマーケティングにおいて、アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、成果を出す仕事、それがウェブ解析士です。

初級ウェブ解析士は、アクセス解析を軸としたウェブ解析スキルを身につけ、データを読み取り、正しい判断が出来るスキルを会得することを目標としております。

初級ではアクセス解析で得られるデータと特性、またCPCやROI、CPAなどWebマーケティングで頻出する3文字の略語について、特定のツールに偏ることなく解説されています。講義は演習スタイル(事前にテキストを学習している前提で、練習問題を解きながら解説)でした。

ちなみに、初級は試験のみの受験も可能です(テキスト購入は必須)。これからWebマーケティングを学ぶ方は講座+試験を、多少の経験があり上級コースも考えている方は試験のみでOKなように感じました。

初級ウェブ解析士認定講座の受講と認定試験を終えて

これらはWeb制作に携わっている人であれば、多少なりとも知っている内容だと思います。改めて体系的に勉強することで、「何となくわかっている」ことを「自信を持って説明できる」知識に定着できたのではないかと思います。

他方で、学習した基礎知識をどう活かすかについてはほとんど触れられていません。KGIやKPIなど指標設定の考え方や解析データをどう活かすかなどについては初級以降の内容となります(あるいは独学?)。このあたりは正解がなく、ケースバイケースなのもあるのかもしれません。

試験まで終えた今の、全くの個人的なイメージですが、初級ウェブ解析士は仮免許だと感じました。仮免許ですので、これから実地訓練を通して経験をつむ必要があります。運転免許も交通法規や運転技術を覚えて仮免許を取得、そこから路上教習と卒検(実地訓練)を経て、本免許を取得できますよね。

資格と試験について

一応報告しますと、試験も合格しています。それなりに高得点ではあったものの、間違った問題もありました。医者や弁護士と違い、Webマーケティングには資格が必須ではありません。資格の有無よりも実務能力が評価されます。そういう意味で初級の試験では100点と99点の間には超えられない壁があるように思えます。間違った「1点」が致命的なまちがいなら評価は0点ですよね。

もともとが「資格を取ること」が目的ではなく、「実務に活かすこと」が目的。その手段が資格講座なので、まだまだこれからですね。


プロフィール

矢部 靖人(hamnaly)

いくつかの制作会社でWeb制作やDTPから営業まで経験し、2010年に独立。現在はhamnaly(ハンナリィ)という屋号で、Web制作を中心に地元企業のWeb活用を応援する事業を模索中。理想は高く現実は厳しく、下請け制作を中心に生きています。Knock! Knock! 主催。

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