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talknote Vol.5に参加しました


2012年6月30日に静岡市で開催された、「TalkNote Vol.5」に参加しました。TalkNoteは富士市でWeb制作をしているデータファームの勝又さんが主催しているセミナー/勉強会です。

セッション1 手戻りや予算減を防ぐコミュニケーションテクニック(角掛さん)

角掛さんのセッションでは、手戻りや予算減が発生する原因を考え、そうならないための角掛流対策を解説していただきました。その対策というのが、「信用・信頼を得るコミュニケーション」です。会話がはずむとか、担当者と親しくなるということではなく、「誰とどんなコミュニケーションをとるか」が大事、とのことです。

具体的には、「決裁権者を巻き込む」といういうことに尽きるのですが、これがなかなか難しいですよね。「誰が真の決裁権者なのか(社長とは限りません)」「どうやって決裁権者にたどり着くのか(そう簡単には出てきません)」など、難問山積です。こういった課題には100%の答えはないのですが、参考になる方法論を聞くことができました。

また、「担当者はいつか辞める。だから担当者以外にも窓口を持っておくべき」というのは、非常に示唆に富んだ考えだと感じました。

セッション2 Web制作に欠かせないマーケティングを学ぶ(高畑さん)

高畑さんのセッション&ワークショップでは、「顧客視点で考えられる脳を鍛える」をゴールに、マーケティングにおけるWebサイトの役割を考えるものです。結論としては、Webサイトが担う役割は思いのほか小さい、Webだけで考えるのはナンセンス、ということに行き着くのですが。

セッション中に仰っていた「体感価値が価格の2倍を超えると、商品力で勝手に売れる」という高畑理論。そして、「商品力を2倍に上げる or 価格を1/2に下げる」という方法論。どちらも腑に落ちるものでした。と、同時に高畑さんが統括する事業、特にCPIさんの動きを見ていると、ニヤッとするものがあります。

まだ会社員で営業職だった頃は、道を歩いているときに偶然目に入った会社に対して「どうしたらうちの製品を買ってもらえるだろう…」とか考えていたものです。そういう感覚が鈍っているのを感じました。

全体を通して

マーケティングやマネタイズのセミナーは、Web制作に携わっている人にはウケが悪いようです。私自身、個人事業主として営業から制作まで一貫して行うようになって、初めてわかったことも多く、ある意味で仕方のない事かもしれません。ですが、制作の現場でこれを少しでも知っているのと、知らないのでは、仕事の中身や成果物に大きな違いが生まれるように思います。

角掛さん&高畑さんコンビのセミナーはしばらく休止するようですが、次の機会があればもっと多くの方に参加していただきたいと感じています。


プロフィール

矢部 靖人(hamnaly)

いくつかの制作会社でWeb制作やDTPから営業まで経験し、2010年に独立。現在はhamnaly(ハンナリィ)という屋号で、Web制作を中心に地元企業のWeb活用を応援する事業を模索中。理想は高く現実は厳しく、下請け制作を中心に生きています。Knock! Knock! 主催。

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