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CSS Nite in SHIZUOKA, Vol.5 を開催します


2015年 1月31日(土)・B-nest 静岡市産学交流センター(静岡市)にて、 CSS Nite in SHIZUOKA, Vol.5 というセミナーイベントを開催します。私も実行委員として携わっています。本セミナーについて、企画の持ち込みをした立場から、企画意図や想いをご説明できればと思います。

※ このブログは、あくまでも私個人の考えです。CSS Nite 及び CSS Nite in SHIZUOKA の考えを代表するものではありません。

相変わらずWeb制作の現場は大変です

スマートフォン対応はもはや必須、論点はその“質”に

Web制作とりまくこの数年の大きな流れとして、スマートフォン対応は欠かせないものになりました。私が携わっているWebサイトでも、一般消費者向けサイトを中心にスマートフォン比率は高まってきています。もう半数以上がスマホから、というところも珍しくはありません。PCがWeb閲覧の主役だったのは過去のことです(BtoBだとまた変わってきますが)。

スマホ対応というと、ちょっと前までは「レスポンシブWebデザイン VS 専用サイト」「画像はどうする?」といった、技術視点で語られることが多かったように思います。2014年は技術論は少し落ちついた感があります。代わりに「利用シーンを踏まえたスマートフォンでの使いやすさ」「マルチデバイス時代のブランド一貫性」など、スマホ対応におけるコンテンツ制作・マーケティング的な語られ方が増えた気がします。

つまり、「(技術的に)スマホ対応できる」ことはすでに標準となり、「PCとは違うスマホならではの利用シーンに適したWebサイトのあり方」にシフトしてきている、と。これは口で言うほど簡単な話ではなく、スマホの小さい画面に何をどう入れこむか(=何を入れないか)という取捨選択があり、かつ最適なカタチを模索する必要があります。

もうね、「トップページだけスマホ対応」でお茶を濁したり、「レスポンシブWebデザインできます」とか言ってられた黎明期ではなくなったわけですよ。

ツールの進化・多様化も止まりません

スマホ対応の浸透でWeb制作のツール・制作環境も大きく変わりました。いわゆるRetina対応で、2倍サイズ・3倍サイズの画像生成が必要になりました。貧弱な通信環境と多様な画面サイズに対応するために画像よりもCSSやアイコンフォントが重宝されたりもします。従来の「カンプ制作→コーディング」というワークフローすら怪しくなってきました。

私たちがお世話になっているAdobe製品は時代にあわせて確実に進化しており、バージョンアップの価値はあると感じています。Creative Cloud以降では、スライスなしでWeb用画像の生成が可能です。2倍サイズなどにも対応。グラフィックをCSSコードに変換することもできます。

Abobe製品だけなく、多くの他社製ツールも人気です。Coda や Sublime Text などの軽量エディタ、Sketch などのグラフィックツール、Prottなどのプロトタイピングツールは有名です。ワイヤーフレーム制作に特化など、一芸に秀でた小粒アプリも見逃せません。

アプリの話ばかりではなく、CSSプリプロセッサー(Sassなど)やタスクランナー/ビルドツール(GruntやGulp)、CSSフレームワーク(Bootstrapほか)、Gitを使ったバージョン管理など、この分野は話題に事欠きません。

本当に多くのツールがあり、Web制作が劇的に効率化できるようになりました。他方で「多すぎて、とても追い切れない」という悩みもあります。

そんなわけで CSS Nite in SHIZUOKA, Vol.5 です

今回のCSS Nite in SHIZUOKA, Vol.5 では、CSS Nite (首都圏開催)で人気のイベント 「Shift 8」から「ツールと制作環境」「スマートデバイス」の2セッションを拡大版で再演。更に、地元のWeb制作者が感じた2014年→2015年のショートセッションを加えて開催します。

「ツールと制作環境」では、Adobe製品やサードパーティ製ツールの紹介や、それによるワークフローの改善を中心としたセッションです。「スライスしないでWeb用画像の生成」などのデモもあるかもしれません。ご自身の制作環境に活かせるヒントがきっと見つかると思います。

「スマートデバイス」セッションでは、スマートデバイス対応の現状と課題(総論)から、「大学のWebサイト(スマートデバイスサイト)」分析から見るWebサイトのあり方を紹介します。日本の大学800校+世界の大学100校という膨大な調査からの知見は、なるほどと唸るものがあります。

「静岡のWeb制作事情(ショートセッション集)」は、地元でWeb制作に携わる方が感じたことなどをお話いただきます。セミナーでは「そうは言っても東京のことでしょ?」と考えがちですが、静岡の方々の話だからこそ共感できること・刺激になることもあるかと思います。

どのセッションも、HTMLコードなど技術的な話はほとんどない予定です。Web制作全般のトレンドを、大きく掴んでいただけるような構成になっていると考えます。ですので、デザイナーさんやエンジニアさんはもちろん、ディレクターさんや営業さん・マネージャーさんなど多くの方にご参加いただきたいセミナーです。

まとめ

こんな方にオススメのセミナー・イベントです

  • Adobe Creative Cloudほか、新しいツールはまだ様子見の方
  • 「スライス → Web用に保存」って面倒だし、修正が大変だよねという方
  • スマホ対応はやってるけど、もっと追求したい方
  • 地元Web製作者の知り合いを作りたい方・増やしたい方

※ ソースコードなど、技術的・専門的な話はほとんどありません。
  逆に言うと、Webサイト制作に関わる全て方に聞いていただきたい内容です。
昨年(2013年)のフォローアップが公開されています。こちらもご覧ください。

そんなわけで、みなさまのご参加をこころよりお待ちしております。


プロフィール

矢部 靖人(hamnaly)

いくつかの制作会社でWeb制作やDTPから営業まで経験し、2010年に独立。現在はhamnaly(ハンナリィ)という屋号で、Web制作を中心に地元企業のWeb活用を応援する事業を模索中。理想は高く現実は厳しく、下請け制作を中心に生きています。Knock! Knock! 主催。

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